祖母がついに91歳を迎えた、と言うことで田舎である沖縄に五年ぶりに帰りました。
帰りました、と言いましたが私が沖縄に住んでいた時期は、実質3年ほど。
でも、気持ち的に「帰りました」と使いたくなるのは、単純にあの場所が好きだからかもしれません。
羽田空港から那覇空港までは飛行機で約、2時間。
長いといえば、長い。
短いと言えば、短い。
大人にとったら映画一本分の時間。
やることもないので、ぼんやりするにはちょうどいい時間。
さて、そんな飛行機内。
今回の旅で猛者に出会ったのです。
その子はまだ赤ちゃんで、お昼寝のタイミングを逃したようで乗ってきた時からめそめそ……。
お父さんが席を立って根気よく優しく縦に揺らしてあげているのですが、環境が違うのでなかなか寝付けず……。
そのまま、なんと2時間……!
縦揺れくらいじゃ寝てやらないぞ、という強い意志を感じましたね……。
きっとあの子は大物になる……!
ようやく泣き声が小さくなってきた頃には、思わず
「お父さん、頑張りましたね……! 赤ちゃん、もう少しで着くよ! がんばれがんばれ!」
と、心の中で大きな拍手を送っておりました。
あのご家族にとって今回の沖縄旅行が良い旅になっていますように。
お父さんの顔は疲れきっていましたが、赤ちゃんが大きくなったら笑い話になりますよ!
そんな私は、沖縄に行くというのに財布を家に忘れて飛行機に乗りました。
一銭も持たずに空を超えたのは初めてでしたが、なんとかなって良かったです。
文明の力、電子マネーに感謝。
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